指導:STUDIO VIOLA 主宰 田中はるみさん
3月26日、穏やかに晴れた土曜日に、「ボイスクラブ」や「ボイスメンバー通信」でお知らせしていた、一日体験パン教室が催されました。
去年の4月に(有)トラスト・ワンを設立し、モニターの紹介だけでなく、コミュニティの場としてもボイスメンバーの方と交流をしていきたいと考えていました。
立ち上げの忙しさに追われるまま一年が経ちましたが、ボイスメンバーで「パンとお菓子の教室・スタジオヴィオラ」主宰の、田中はるみさんのご協力を得て、やっと第一弾の実現にこぎつける事ができました。
パン教室は午前と午後の2回開催。参加者はスタッフを入れて10名
(今回ご応募いただいたにもかかわらず、日程変更のため参加いただけなかったみなさん、本当にすいませんでした)
習いごとやイベントに参加したくても、子供がいるとなかなか・・・。オーブンを使い火傷などの心配もあるパン教室も、普段は基本的に子供連れはできないのだけど、そういう方にこそ楽しんで来ていただきたいというトラスト・ワンの意向をご理解いただき、田中さんの計らいで今回は特別にお子さんを連れての参加もありました。
まずは、初めて顔を合わせるメンバー、HPを見て参加の方、トラスト・ワンスタッフの自己紹介から始まり、やや緊張した雰囲気でパン作りがスタート。
ずっと以前に習ったパン作りは、300回も机にパン生地をたたきつけ、近所迷惑になるくらいうるさいものだった。
でも今回教えていただいた方法は、じっくり手でこねるというもの。温度、水分量、発酵時間。何が欠けても美味しくできない。パン作りは本当にデリケートなのだと実感。
「あ~っ、生地が破れてきた」「こんなものでいいのかなぁ…」と出来上がりを想像しつつ、伸ばしてもすぐ戻ってしまうパン生地と格闘している生徒さんたち。
パン生地にカミソリの刃で切り目を入れるのは、12個の小さな山型に焼き上げるため。
この山のひとつひとつが、12ヶ月の暦を表わしているのだそうです。 オーブンに入れ、待つこと30分。
アツアツに膨らんだパンを砂糖のアイシングで飾れば出来上がり。同じレシピ、同じ手順で同時に作っても、焼き上がりに個性が出てくるのがとても不思議。
今回のパンは、フォカッチャのような平べったいパン生地の上に、オリーブオイルにごま、ハーブ、ベーコンをお好みでのせて焼いたものと、生地の中に刻んだチョコレートを織り込んで焼いたものの二種類。
慣れない手つきで焼き上げた、出来たてのパンとスープ、田中さん手作りのグリルチキンを食べながら、団らんのひとときを過ごして一日体験パン教室は終了。
日頃お電話を通してしか接することのできない方と実際にお会いし、普段聞くことの出来ない興味深いお話や、暖かい励ましの言葉をいただき、みなさまを身近に感じることができました。
第一回目の試みに、講師になっていただいた田中さんのように、今後もトラスト・ワンの企画に参加していただける講師の方がどんどん出てきていただければと思います。
参加していただいたボイスメンバーのみなさま、講師の田中さんにスタッフ一同感謝しつつ、今後のコミュニティ作りへの意欲に繋がった一日でした。