平成22年4月9日(金)快晴。今日は宮崎アニメの聖地「三鷹の森ジブリ美術館」へ行く日です。
宮崎アニメはテレビで見る程度であまりよく知らない記者。
しかし近隣の市に住んでいるので、近くの駅から普通の路線バスで向かいました。
停留所「万助橋」を降りて引き返すこと200m、そこにさりげなく美術館の入口が出現したのです。
入口をくぐると茶目っ気たっぷりに出迎えてくれるのが、トトロが座るニセ受付。
本当の受付はまだ先で、人、人、人の列が続いています。
ご存知の通りジブリ美術館は混雑を避けるため完全予約制を採っています。
それに春休みも終わりすいているかと思いきや、ご家族連れに友人同士、恋人同士、外国の方々などが溢れんばかり。
改めて宮崎アニメの人気と知名度に驚かされました。
館内に入ると、アニメの楽しさを伝える趣向がぎっしり詰まっています。
まず1階にあるのは「動き始めの部屋」。絵を動かすアニメーションの原点「ゾートロープ」が展示されています。
「ゾートロープ」とは回転する筒の中にポーズを変えた絵が貼りつけてあり、筒にあるスリットの中から覗くと絵が動いて見えるもの。
立体のゾートロープもあり、ぴょんぴょん跳ねるトトロの大群は圧巻!
次は、1階にある映像展示室「土星座」。約12分の短編映画が上映されています。
記者が行った日の演目は、少女と自然界に棲む妖怪や神々が触れ合うひとときを、ほのぼのしたタッチで描いた「やどさがし」という短編でした。
驚いたのは台詞が殆ど無いこと。
外国人や幼児でも分かるように、ということなのでしょう。擬音や効果音のみでここまで面白いとは。
ちなみに声の出演は超有名なあの2人・・・誰なのかは行ってみてのお楽しみ~!
2階には有限会社ピッコロスタジオという架空のアニメーションスタジオがあり、アニメーションが作られる現場が再現されています。
まるでアニメ制作会社に見学にいったかのようなリアルさ。
床に乱雑に積まれた資料、ちびた鉛筆の詰まったビン、描きかけのスケッチ、壁に貼られた絵コンテなどなど。
さらに天空の城ラピュタなどの本物の絵コンテも惜しげもなく展示してありスゴイ!
横の企画展示は「崖の上のポニョ」でした。
アニメ制作現場にコンピューターが入り、さまざまな技術革新が進んだ時代だからこそ、鉛筆で描いた絵を生き生きと動かす、というアニメーションの本来の目的を大切にして生まれたという「ポニョ」。
生命力に溢れた元気いっぱいのポニョの動きはそうした作者の思いがあったのかと、うなずかされました。
「ネコバスに乗ってみた~い!」というトトロマニアのもっともな願いをかなえてくれる3階。
ふわふわのネコバスのミニチュアとクロスケがごろごろころがるエリアは、残念ながら小学生限定です。
大人達は、図書閲覧室「トライホークス」やミュージアムショップ「マンマユート」で心ゆくまでお買い物を。
らせん階段を登り屋上に出ると、天空の城ラピュタにでてくる巨大な「ロボット兵」が守り神としてたたずんでいるのに遭遇します。
さておなかもペコペコになったので、カフェ「麦わら帽子」へ。
ここでは有機農園で採れた新鮮な素材を使ったヘルシーなお料理がいただけます。
記者がチョイスしたのは、玄米を始め40種類以上の素材が詰まったチキンライスがおいしい麦わら帽子のオムライスと、ミルクの泡に描かれた帽子の絵が可愛らしいふわふわミルク入りコーヒー。
チキンライスのプチプチした食感が最高でした。ごちそうさま~。
まだ見てないところはないかな?とふらふら歩いているとパティオという中庭に出ました。
昔ながらの手押しポンプがあって、レトロな気分に。ここでひと休みして、そろそろ出口に向かいます。
ここで気付いたのですが、道の感触がふわ~っとしているんです。
コルクを使った「木ひじき」というつくりで子供がころんでも痛くないように、ということだそう。
あったか~い心遣いにまたまた感激。
来た時とは別人のようにジブリに熱くなってしまった記者は、帰りはもちろんジブリの絵柄が描かれたコミュニティバスで三鷹駅へ。
無情にも出発しそうになるバスを悲鳴をあげながら撮影してみました。
まさしく迷子になりそうになりながら、アニメの魅力を堪能した1日。みなさんもぜひ1度訪れてみてはいかがでしょう。
~プレゼント~
三鷹の森ジブリ美術館のキャラクターグッズを5名の方にプレゼント!
どしどしご応募ください。<応募は終了致しました>
1.ネコバスミニぬいぐるみ(となりのトトロ)
ご存知となりのトトロに出てくる憧れ?のネコバス。手のひらサイズでもこの存在感。
2.カタカタこだま(もののけ姫)
振ると鈴の音がして首の紐を引っ張るとブルブル震えます。ちょっとコワカワイイ・・・。
3.ポニョポニョドーム(崖の上のポニョ)
ポニョポニョッとしたドームの中で可愛く泳ぐポニョの置物。
4.トトロのシャーペンとスケール(となりのトトロ)
書くたびにピョンピョントトロが揺れるシャーペンと定規のセット。勉強もはかどる?
5.キキのピンバッヂとジジのミニタオル(魔女の宅急便)
ジジが描かれた可愛いピンクのミニタオルと小さめのキキのバッヂをセットで。
■住所:東京都三鷹市下連雀1丁目1-83(都立井の頭恩賜公園西園内)
■電話番号:0570-055777 (10:00~17:30 休館日は休み)
■中央線「三鷹」駅 徒歩15分(三鷹駅南口よりコミュニティバス運行)
■開館時間:10時~17時
■休館日:火曜日
■入館料:大人・大学生 1,000円 高校・中学生 700円 小学生 400円 幼児(4歳以上) 100円